当時物という言葉の響きはいいよなぁ・・・めろきーです
いろいろプラレールを修理や改造して慣れてきたのですが、そういえば!と眠っているプラレールの存在を思い出しました。
嫁ちゃんの兄弟が遊んでいた、当時物の0系新幹線です。
よくこんな代物が原型留めて残ってたもんだ・・・という感じですが、やはり劣化はしていて電池を入れても完全不動!
これはチャレンジのし甲斐がありますよ~!
結論としてうまく修理できて動くようになったので、どんなことをして直したのか書いていきます。
当時物が蘇って動いているのめっちゃ感動です・・・。
修理する0系新幹線の動かない原因を探ってみる
今回修理するのは、当時物の年季が入ったこちらの0系新幹線です。
傷や塗装の感じからめっちゃ年季を感じますね!
今までは動く可能性があるプラレールの修理ばかりでしたが、今回は完全に不動で動く気配がありません。
ひとまずどんな状態なのかみていき、動かない原因を探ってみます。
外見に問題はないか確認
まずバラバラにしていく前に、外見に問題はないか確認します。
パッと見、外観は年季がはいっている以外特に破損もなくキレイな状態です。
見える範囲で車輪やギアに問題はなさそう。
外見のチェックはOKなので、次は内部を確認していきます。
不動具合を確認
動かない原因として、そもそもモーターすら動かないのか、モーターは動くけどギアに異常があって動かないのかを確認していきます。
電池をセットして、スイッチオオオオオン!
へんじがない。ただの しかばね のようだ。
完全にモーターが動いていないので、まずモーター交換が必要そうなことがわかりました。
ついでに手コロもして、カチカチとが変な音が鳴らないかもチェックします。
音が鳴ればギアにも異常があることがわかりますが、特に変な音は無かったのでギアの異常は無さそうです。
車輪のギアや金具に異常はないか?
一番大事なエンジンであるモーターがダメなことがわかったので、そのほかの部分に問題がないかみていきます。
車輪もスムーズに回るし、タイヤが劣化しているくらい。ついでにタイヤと連結部分は劣化しているので新品に交換!
電池の金具も、液漏れでおかしくなっていることもないので問題なし。
ということで、動かない原因になっているモーターを交換していきやしょう!
動かない原因になっているモーターを交換してみる!
不動原因を探ってみて、モーターが終わっているんじゃないかと目星がついたのでまずモーターを交換してみます!
モーターを交換しても動かなければ他に原因がありますので、また原因を調べることになります。めんどうだからそれは避けたい。直ってくれよ!!
駆動部分を分解していく
駆動部分の取り外しは裏側のネジを2本緩めて、引っかかっているだけなのでスルっと取れるかと思います。
古いプラレール修理は少し厄介で、この駆動部分がくせものです。
モーターのところに蓋がついているもの、モーターにはんだがついているものなど、まったく未修理のものから過去に一度何かしらした痕跡があるものと様々で、見てみるとそれぞれ仕様が違ったりする場合があります。
今回は蓋もなく、モーターもはんだされていなかったので、作業としてはスムーズにできました!
モーターが金具にはんだ付けされていても、コテで熱してあげれば取れます。
ネジを取り外して、引っかかっているツメがあるので外して分解していきます。
開けるとこんな感じ。結構ギアが複雑に入っていますので、写真を撮っておきましょう!
めんどくさければこの写真を参考にしてください!
モーターを交換する
それでは早速モーターを交換します。
速さを求めるなら強いモーターに交換したいところですが、今回は動くようになればよいので安価なモーターへの交換で済ませます。
古いモーターからギアを付け替えますが、ペンチを使えばかんたんに抜けるはずです。
もしギアが破損していたら、8枚歯のギアを準備しましょう。
付け替えたらモーターを元の位置に戻して・・・交換完了!
ここまで分解したらギアにグリスも塗っておくといいですね。
ギアはそれぞれが正しい位置にいるか、しっかり写真と見比べて確認してから蓋をしていきます。
本当なら?モーターと金具をはんだ付けした方が接触不良を防げていいのかもしれませんが、めんどくさかったので飛ばします。(動くのでヨシ!)
あとは元通り組み立てていきます。
走行テスト!甦れ0系新幹線
電池をセットして、スイッチオオオオオン!!動けえええ!!
元気なモーター音を響かせ、当時物の0系新幹線は令和に復活を果たしました!
何代続いて遊べてるんや・・・感慨深いわぁ・・・
外側も装着て改めてスイッチを入れるとライトもしっかり点灯!
こういったライト類もLEDに交換しても楽しそうですね。
無事修理完了しました!それにしてもプラレールって長く遊べるおもちゃですね、びっくり!
動くようになったら外装も塗装して綺麗にしたくなりますね。
修理に使用した道具
新しめのプラレールを交換するより、駆動部分が白いカバーで覆われているもの、特に古いものは準備をしておかないとなかなかすんなり作業が進みませんので、道具は準備しておきたいところです。
モーター
今回は安価なモーターを購入しましたが、よりスピードを求めるのならミニ四駆で使う強いモーターを準備すると楽しめます。
ギア
モーター部分の破損には8歯のギアを使用します。
車輪のギアの破損には12歯のギアを使用します。
そのほか内部のギアが破損になると・・・修理あきらめるレベルですね。
ドライバー
ネジを外すので、ドライバーは必須です。
マイナスもあると、駆動部分のツメを外すときに外しやすくて便利です。
また、種類によっては三角ネジが使われている場合もあるようですので、その場合は対応したドライバーを準備しましょう!
はんだごてセット
大体はんだされてる場合が多いと思いますので、はんだセット準備しておきたい。
ピンセット
モーターからギアを抜くときとか、ギアを各所へ戻すときとかに手よりもピンセットとかがあると圧倒的に楽で効率的です!
手でやるとイライラしてくるんよね
メンテナンス系
どうせ分解するならいろいろ交換しておこう!
ギアにグリスも塗っておきたいね!
まとめ:相当古いプラレールもがんばれば直る!
これだけ古いプラレールが修理して直り、レールを走っている姿をみると感ものです。
無事に直ってよかったですが、古いプラレールの修理は少し苦戦しますね。
駆動部分の内部のギアが割れたりすると替えがきかない物もあるので、修理不可になる場合もありえます。
そうなったら他から移植したりして直すか諦めるか、3Dプリンターで作るか、依頼するかですね。
もしお下がりプラレールがもらえるとか、完全に動かないジャンク品を中古購入するとかがあれば、是非参考にして修理にチャレンジしてみてくださいね!
以上『プラレールの不調を修理して直す!手順を解説【ジャンク 完全不動編】』でした!